>>204
再エネ導入を拡大するためには、その出力変動の影響を緩和していくかということが鍵なので、
その観点からは、日本でも電力会社の枠を超えて需給調整を行ってはどうかという議論は、
これまでもなされてきました。

ただ、現状、沖縄以外の9電力エリアを連系する地域間連系線は、歴史的経緯からその容量は少なく、
再エネ導入のため電力会社の枠を超えて調整するためには、この地域間連系線の容量を拡大しないと難しいのが実情です。

その際には、ちょっと古いデータですが、東京電力が160万kWの揚水発電所のために作った電源線が
約19kmで推定180億円とのこと、どうやら100万kW程度の電力を流せる交流送電線1kmあたり10億円近く、
直流に至ってはもっと高いというのが相場ですので、その費用をだれが負担するのかという問題が
大きいかと思います。これはまともに送電線使用料に跳ね返りますので。
(wikipediaソースだと英仏直流連系40kmで約7.5億ポンド、ざっくりで1000億円ぐらい???)