福島の教訓ってのは、単に津波が駄目でしたー、って話しじゃないはずなんだよね。
絶対にあり得ないとされてた事が次々と起きて、そこまで行くともう手の出しようがない所まで行っちゃったって事。
そして、事故後ですら、専門家の学者達は起きない、起きてないと言い続けた。
これはもう、今までの事故リスクに対する評価や、設計の概念、ある意味科学としての原子力そのものが揺らいだってのが本質。
これをなんとかするのに、単に起こった一番目立つ部分、つまり津波対策だけを繕い物みたいに縫い合わせてハイ終了なんて物じゃ無い。
まず研究機関としての大学組織がどうなんだ、産学協同のその体制は、産業としての原子力事業はどうか、電力の独占体質はこのままで良いか、
そう言う社会構造的な所から解決していかないと駄目。
それくらい、原子力村のやった事故対応ってのはお粗末きわまりなかった。