トリウム熔融塩原子力
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2011/06/23(木) 15:38:25.94高速増殖じゃなくて増殖と書いた意味わかります?
シッタカなんて言葉は自分に帰ってくるから使うときはよく気をつけたほうが良い。
軽水炉でも核分裂起こした燃料の場所では高速中性子のわけで、この高速中性子は近辺のウラン238に捕獲されプルトニウムとなり燃料の一部をなす、つまり高速中性子か熱中性子を使うかの1か0じゃない。
軽水炉でも最近は低減速炉ってのがあって高速とまでは行かないけどあまり減速しない中性子を一般的に燃料の密度を上げると増殖能も上がる。
軽水が高エネルギー中性子を捕獲しても重水生成が多くなるだけだがオークリッジのような高速増殖をやろうとすると黒鉛の損傷が問題になる。
ところが黒鉛は水と異なり中性子をあまり吸収しないので燃料密度を低く(黒鉛の割合を増や)すると意外にも増殖性能上がって100%を超える転換比が得られ可能性が出てきた。
これはトリウム232の熱中性子捕獲断面積がウラン238と比較してかなり大きいのが寄与しているかもしれない。
http://msr21.fc2web.com/reactcoef/reactcoef.htm
部分的に中性子の密度が上がってその場所の黒鉛が損傷されないよう均等に燃料が回るよう設計、黒鉛を交換せずに30年の炉寿命までもたすよう考えている人もいるようだ。
http://www.htsj.or.jp/TSE/TSE_15_2/TSE_15_2_5.pdf
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