普通の再処理工場と異なってはじめから液体なので溶解工程が不要だし、溶媒交換も不要だ。
従って全体的に設備が大幅に単純になる。

また主要な処理は揮発性物質の収集や沈殿性物質の濾過で装置も非常に単純だ。
沈殿装置は単に平べったく幅の広いプールのようなモノでよい。温度勾配をつけて
対流が起こらないようにしれば沈殿する。

また揮発性物資収集装置は不活性ガスなどを吹き込むか、振動させて気体を追い出す。
これも単純な装置だ。金魚鉢の空気ポンプの親玉。

遠心分離機すら不要。

コストがいくらなのかはここで示すことはできないが固体燃料の再処理工場と
比較すると1桁〜2桁低いコストになるだろう。設計次第ではもっと廉いかもしれない。