揚水発電所は基本的に上池を常時満水にしておくのが基本
東京電力が650万kW分揚水発電所を整備したのは
6000万kWのピーク需要に対して200万kWの瞬動予備力を確保するため
夏場は変動需要対処としてピーク需要に対応することと同時に瞬動予備力(10秒以内に使える予備電力)も担当する
具体的にはピーク対応でも400万kW分の発電しか行わず200万kW分の余力を残しておく
(これに電源開発保有分も追加しうる)
電力に余裕のあるときは満水のまま待機して
運転予備力(10分以内に使える予備電力)として非常時に備える
一見発電所を止めているように見えても一定の役割を担う
火力の出力が落ちない夏ピーク以外は瞬動予備力は火力の炊き増しで対応できる