再生可能エネルギーや発送電分離は勿論賛成です。
それが軌道に乗るまでの間をどうするかが今は先決だと思うわけです。

停止中の原発の再起動を認めるのか。
それとも今の何倍もの節電努力でしのぐのか。
あるいは休眠させている火力や水力を再稼働させるのか。

2年以内に今稼働中の原子炉は定期検査で停止するわけです。
首都圏においては稼働中の原発4機の内2機が8月に止まります。
しのごの言ってる時間はないと私は思います。

私はどんな手を使ってでも原発を再起動させるべきではないと思います。
また、生活水準を落としてまでの節電に国民がどこまで耐えられるかとても疑問です。

既存の水力発電所のみをフル稼働させるだけで、
日本中の原発をフル稼働させたのとほぼ同等の出力を持っています。
火力のみをフル稼働させたとしたら日本中の消費電力を差し引いてもおつりがきます。
解体せずにわざわざとっておいたのはこういう時の為にですよ。
埃かぶって眠らせといていいのでしょうか?

私には政府が国民の目を再生可能エネルギーに向けさせて、
原発再起動へと誘導しようとしているように見えてなりません。
「原発を動かすなら他のを動かせ」という世論を作るべきだと思っています。
原発を推進してきたのも政府ならば、
CO2削減を推進してきたのも同じ政府だということを忘れてはいけないと思います。