福島沖で300倍の放射性物質=中国が海水調査結果を初公表
時事通信 7月31日(日)3時52分配信

【北京時事】中国国家海洋局は30日までに、福島県沖の海水から中国近海の300倍を超える放射性物質セシウム137を検出したと発表した。
ストロンチウム90は10倍を超えたほか、セシウム134も検出。「福島県の東から東南方向の西太平洋は明らかに原発事故の影響を受けている」としている。
同局は福島第1原発事故の海洋への放射能汚染状況を調査するため、6月16日から7月4日まで海洋観測船を派遣。大気と海水、海洋生物のデータやサンプルを採取した。
中国が観測結果を公表するのは初めて。同海域の大気には異常はなかったという。