やっぱり本物は言うことに説得力があるな。
masason氏の不安も多分に過剰反応。

ビル・ゲイツ、エネルギーを語る
http://jp.techcrunch.com/archives/20110503bill-gates-nuclear/

不安は多分に過剰反応だと彼は考える。「キロワット時あたりで比較すれば原子力より石炭による死傷者の方が問題にならないほど多い。
しかし石炭の場合、事故一回あたりでみれば〔原子力災害で想定されるよりも〕死傷者が少ない。これは政治家にとっては大きなメリットだ」とゲイツは述べた。

太陽光発電、風力発電には大きな可能性がある。しかしこれらは継続的にエネルギーを供給できない。それがゲイツが原子力を推す理由だ。
「エネルギー分野での前進は経済全体の拡大のために必須だ。しかし解決しなければならない重要な問題が3つある。コスト、安定性、環境への影響だ。
価格が高すぎても困る。供給がいつなんどき途切れるか分からないのでは困る。地球環境を破壊されても困る。そうした点が解決されねばならない」とゲイツは述べた。
その中でもコストは新しいエネルギー源が直面するもっとも困難な課題だ。「われわれは豊かな国に住んでいるためにコスト意識に乏しくなっている。
われわれは太陽光発電や風力発電のために少々余分に払える経済力があるからだ。

各家庭が分散発電して、余剰電力をスマートグリッドに戻すというアイディアはどうか? 
ゲイツは「魅力的なアイディアだが、実現性は低い」と評した。
代替エネルギーとしては、砂漠の太陽光発電のような大規模な施設の開発は必要だろう。
“家庭で発電するというのは魅力的なアイディアだが、エネルギー問題に本当に影響を与えるには砂漠の太陽光発電所のような大規模な施設が必要だ」と述べた。