現状維持を望む既得権保持者どもが菅の提案を潰して数年後、かねてから予期
されていた地震が浜岡を襲った。
浜岡の原子炉は最初の一撃で炉を支えるスカート部が座屈し、主蒸気管を含む
ほぼ全ての配管が脱落し、数分で空炊きとなった。恐るべきことに制御棒は
わずかに先端が入った段階で炉全体が傾き、歪んだためそれ以上入らなかった
のである。
 なすすべもないまま、1時間と17分23秒後、轟音とともにキノコ雲が噴き上がった。

「あの2011年に、節電でも何でもして、どうして止めておかなかったのでしょうか」