国の原子力安全委員会(班目=まだらめ=春樹委員長)の小山田修委員が東京電力福島第1原発を訪れ、20日、福島市内で会見した。
地震直後の対応について所長らに聞き取りを行った結果、「地震動で(原子炉に)根本的に大きな問題が生じたのではない」と述べ、
津波が事故の原因との見解を改めて示した。委員の視察は事故後初めて。

 小山田委員は19日に同原発を約5時間かけて視察。所長のほか、100ミリシーベルト以上の被ばくをした社員2人に作業時の状況などを聞いたといい、
「当初過酷な状況にあった環境も最近は改善されている」と述べた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110420-00000149-mai-soci