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. 福島第1原発:「国守る」誇りと不安と 復旧前線基地

http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110416k0000m040181000c.html

 不安や不満も漏れる。下請けとして壁の補修などに従事するいわき市の別の男性(28)は
「びっくりしたのは支払われる金額が決まっていないこと」と明かす。
「元請けに聞くと『東電から金額が降りてこない』という。これだけ働いているのに、
今までと同じように1日1万円とかで危険な仕事をやらされる可能性が高い。
納得できなくて現場を離れる作業員も出てくるのではないか」と懸念する。
作業収束の見通しも立たず「10年は続く」と見る元請け会社関係者もいるという。

 盛岡市の男性(57)は汚染水が海へと流れていた立て坑(ピット)の止水作業を担う。
勤務先が止水工事を得意とするためだが、原発での作業は初めて。
強い放射線にさらされ約3時間で1日の限度の放射線量に達してしまう。
「仕事だと思ったら来ない。任務だ」。男性は自身に言い聞かせるように語った。