原発がこんなに歪なものになった原因の一つは、発電というのは隠れ蓑で
本心は核武装したいということじゃなかったのか。だから異常にタブー視
した結果こんな馬鹿げた事故を起こしてしまったのではと考える。
ウランの分裂によりプルトニウムが生成され、それが長崎に落とされたプ
ルトニウム型原爆の材料になる。ずいぶん前に住友の子会社がプルトニウ
ムを濃縮する作業の過程で臨界事故をおこしたことがあった。
その住友系の会社は原子力発電に関わっていなかった。濃縮するのはプル
トニウム型原爆を小型化してミサイルに積むための技術だろう。そしてそ
れを載せるミサイルの技術としてH2ロケットの開発があったと思われる。
H2ロケットは衛星事業として商業ベースに乗りそうにない。日本に衛星打
ち上げを頼んだ国があったとは聞いたことがない。少なくとも世界はそう
見ていた。だからIAEAの核査察が意外に厳しかったのである。現実に核弾
頭ミサイルを作るとなると大問題になるだろうから、核弾頭ミサイルを作
るポテンシャルがあるという状態をキープしたかったと思われる。その気
になれば半年で核弾頭ミサイルを作ることができると思う。
だから今回の福島原発事故を受けて原発をどうするかと言う問題は核弾頭
ミサイルを作る技術を維持するかどうかという問題に置換えて考える必要
がある。原発は止めるが核弾頭ミサイルを作る技術は維持するという選択
肢もありうるのである。もうそろそろ隠し立ては止めたらどうか。