>>849
標準的な核兵器を作るには純度の高いウラニウム235か、
プルトニウム239が必要とされ、21世紀現在ではウラン濃縮を行うよりも、
黒鉛炉、重水炉、高速増殖炉のいずれかでプルトニウム239を生産する方法が
最も現実的な手段となっており、3種の炉の中でも高速増殖炉が最も生産に適している。
商業用原子炉で一般的な軽水炉は、効率良くプルトニウム239を生産できず、
兵器性能を著しく低下させるプルトニウム240の割合が高くなるので核爆弾生産用にはあまり適していない。
例えば、日本の「もんじゅ」は停止するまでの1年半の間に濃縮度96%以上のプルトニウム239がおよそ60kg程度生じていたと考えられ、
プルトニウム240などの不純物を混ぜることで軍事転用への懸念を回避したかどうか、明らかにはなっていない