風力や太陽光といったクリーンエネルギーにかかるコストは、2010年代の終わりまでには、
石油やガスにかかるコストと同程度になる。米国のスティーブン・チュー(Steven Chu)
エネルギー長官は23日、ピュー慈善財団(The Pew Charitable Trusts)のイベントでこの
ような見通しを示した。

 チュー長官は、「風力と太陽光は恐らく2020年までには、助成金がなくても、化石燃料
と同等のコスト競争力を持つまでになると考えられる。したがって、再生可能なエネルギー
および資源を開発する国や企業は、突然、世界市場を手にすることになるはずだ。そのよ
うな機会を逃すことはできない」と述べた。