液体金属炉

1)水蒸気爆発の臨界温度は300度であり、液体金属/溶融塩を水で冷やす形式は
  水蒸気爆発の危険が付きまとうので、溶融金属をヘリウムガス冷却するのが
  水蒸気爆発回避に好適

2)熱効率を30%から50%に引き上げるには900度以上での操業・ガスタービン
  複合発電が必要だが、ヘリウムガスで直接炉心を冷却するHTTR形式は、
  直径高さ2倍になれば燃料装荷は8倍になるのに冷却表面積は4倍にしかならず、
  二乗三乗則で30万kw以上への拡大が難しい。
  一次冷却系を液体金属で行い、二次冷却系をヘリウムで行ってガスタービンを回し、
  三次冷却を水で行って大規模なガスタービン複合発電を実現するのが望ましいのではないか?
  (鋼鉄圧力容器の底にレンコン型の黒鉛炉を設置して液体金属はレンコンの穴を通って
   上方へ対流し、圧力容器内・黒鉛炉上に設置されたヘリウム熱交換器で冷却されて
   下方へ対流して再度黒鉛炉を冷却)