もんじゅ装置落下、メーカーへの損害賠償検討

 日本原子力研究開発機構の高速増殖炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)で昨年8月、
核燃料交換用装置が原子炉容器内に落ちたトラブルで、笹木竜三・文部科学副大臣は27日、
同市内で報道陣に「最終的な調査結果を受け、メーカーへの損害賠償を検討する」との考えを明らかにした。


 装置落下の原因とみられるつり上げ機器のねじの緩みが、メーカー側設計ミスで起きた可能性が高いとされることを受けたもの。

 装置と機器は東芝製。復旧には約17億5000万円かかるとみられ、
もんじゅの本格運転開始目標時期も1年延期され「2013年度内」とされている。
笹木副大臣は「スケジュールが遅れ、国民の税金も使われることになり、責任の所在は明確にする」とした。


http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110227-OYT1T00607.htm