枝野氏が普天間視察 「危険な基地」を把握
2011年1月22日 12時51分

枝野幸男官房長官兼沖縄北方担当相は22日、沖縄県宜野湾市の米軍普天間飛行場を視察した。
住宅密集地に隣接するため「世界一危険な基地」とされる実態を把握することで、沖縄の基地負担軽減に向けた取り組みにも生かしたい考えだ。

枝野氏は、飛行場を見下ろせる嘉数高台公園の展望台で防衛省の担当者から説明を受けた。
2004年に米軍ヘリ墜落事故があった沖縄国際大学や、近くの小学校を双眼鏡で確認。練習機の離陸の様子を眺めた。

これに先立ち、糸満市の国立戦没者墓苑で献花。同県のIT産業の中核施設である「IT津梁パーク」(うるま市)も訪問した。

午後には、アジア各地と沖縄を結ぶ那覇空港の新貨物ターミナルなども視察し、沖縄振興策について見解を表明する。
(共同)