「電力会社が需要に合わせて瞬時に供給量を変動
させる」ということが前提となっている点。
少なくとも、今までは(今でも)それが当たり前でしたし、
我々もそのつもりで取り組んできましたから。

しかし、反原発派、特に「風力発電や太陽光発電などを
集めれば原発の代替たり得る」と信じておいでの方々は、
この辺りをご存知でいらっしゃるのでしょうか。

つまり、もし実際に原発を自然エネルギーに置換したら、
風任せ・太陽任せの供給量に合わせて瞬時に需要を創出
または削減する必要があるということ。今は微々たる量
だから問題ないけど、火発の調整力にも限界はあるので。

需給バランスが大きく崩れたら広範囲が即停電。
停電にまでは至らなくても、周波数は乱れまくり、
工場のラインをまともに動かせなくなることは必定。
病院とて例外ではなく、平均寿命は短くなるでしょう。

と言うか、それらを改善すべく長い年月を掛けて構築
してきた結果が現在のインフラの姿だと思うのですが…。