高濃度放射能、爆発で飛散=建屋の残骸、敷地内に−福島第1
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011031500861

検出された毎時400ミリシーベルト(40万マイクロシーベルト)の非常に高い放射線量について、
東京電力は同日、水素爆発で飛び散った3号機原子炉建屋の残骸や、
使用済み燃料プールの水など高濃度の放射性物質が原因となった可能性が高いと発表した。
同原発敷地周辺の放射線量は、15日午前9時に正門付近で毎時1万1930マイクロシーベルトを記録。
その後、午後3時半時点では毎時596.4マイクロシーベルトまで低下した。
また、15日午前に火災を起こした4号機原子炉建屋内の使用済み燃料プールの水の冷却機能が働いておらず、
通常40度程度の水温が14日未明の段階で、84度まで上がっていたことも分かった。
深さ約8メートルの同プールには、783本の燃料が入っている。現在の水温や水位は不明だが、
高温のままだとプールの水が蒸発して核燃料棒が露出、損傷に至る恐れもあるという。
 このほか4号機と同様に運転停止中だった5、6号機でも、使用済み燃料プールの水温がわずかに上昇しているという。(2011/03/15-17:25)