福島第一・第二原発が発電を停止した事だけが計画停電の原因ではない。
地震発生時に発電が止まった火力発電所は、大井、五井、東扇島、鹿島、常陸那珂、広野。
今現在も広野の2号機と4号機、鹿島の6号機、常陸那珂の1号機は止まったまま。

これら火力発電所の詳細情報を報告しないのは、節電や計画停電による経済への影響を
追及されないための作戦。

原発と同様に、
・どのような想定の基に、どう設計していた。
・発電所が今回受けた、地震や津波の規模。
・その結果どうなったのか?
・今、何をどうしている。
を正直に報告すると、更なる責任を追及されるので
世間の関心が原発に集まっている事をいい事に
「火力発電所も被災して、止まっています。」
としか言わないのだ。

計画停電は回避になっているが、企業や交通機関等は今でも節電をしている。
この1か月間の電力不足が与えた日本経済への影響は大きい。
ただでさえ不景気だったのに、こんな状況が1年近くも続けばどうなる?

今年の夏の電力不足が懸念されているが、東電は
「次の冬も電力は不足する恐れが…」
と言っている。

隠ぺい体質にはうんざりだ。