福島第1原発の2号機の原子炉内の水位が低下している問題で、
原子力安全保安院は福島第1原発の1号機と2号機の原子炉の水位は、何らかの理由で水位のメーターが確認できなくなっているものの、注水はきちんと機能していて、放射能漏れのおそれはないとしている。
また、近くの住民に対しては、政府から出される情報に随時留意してほしいと呼びかけている。
今回の件について、枝野官房長官が午後10時前に会見を開いた。
枝野官房長官は「福島県知事、大熊町、双葉町に対し、住民の避難の指示をしました。
3km以内の皆さんに避難の指示、3km〜10kmの皆さんに屋内での待避という指示をしました。
これは念のための避難指示でございます。放射能は現在、炉の外には漏れていません。
今の時点では、環境に危険は発生しておりません。
安心して地元市町村、警察、消防などの指示に従ってください。
安全な場所まで移動する時間は十分にあります。
ご近所にも声をかけ合って、あわてず冷静に行動してください。
自衛隊をはじめ、支援態勢を全力で現在整えております。不確実なうわさなどに惑わされることなく、確実な情報だけに従って行動するようお願いいたします」と述べた。
(03/11 22:08)