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<イラン核>「数年で重大局面」…20%濃縮ウラン増加懸念
毎日新聞 1月23日(日)14時8分配信【ウィーン樋口直樹】

トルコ・イスタンブールで行われた欧米など6カ国とイランの核協議では、兵器への転用が懸念される同国の濃縮ウランの扱いが最大の焦点になった。
国際原子力機関(IAEA、本部・ウィーン)の関係者らは特に、兵器化がより容易な濃縮度約20%のウランの増加に注目。
イランの核兵器開発疑惑はここ数年で「重大な局面」に達するとの見方を強めている。

IAEAの昨年11月の報告書によると、イランはこれまでに原発用燃料となる濃縮度約3.5%のウランを3トン超、濃縮度を約20%に高めたウランを約30キロそれぞれ製造している。
同国はいずれも「平和利用が目的」と主張するが、欧米などは核兵器開発の疑いがあると非難している。
国連安保理も対イラン制裁決議で、ウラン濃縮活動の「即時停止」を求めてきた。