> 現在の軽水炉は、文字通り軽水(水)が必要だが、中国の水事情はヨロシクない。
> この点、核燃料を固体から液体に変え、しかもレアアースと共にトリウムが産出し、
> かつチベットには豊富なチリウム資源があり、
> なによりも軽水が不要である点は大きな利点だ。中国においては。

軽水炉の冷却水は循環させるだけですので、大量の水を消費するわけではありません。
国内の原発では海水が無尽蔵に利用できるため3次冷却水を使い捨てていますが、
冷却塔を使用する内陸部の原発では循環させるのが普通です。

トリウム熔融塩炉でも3次系の冷却材には水が使われます。
原発では高温ガス炉で計画されているガスタービン方式を除けば、
発生した熱で水から水蒸気に変えないと発電すらできません。

上記は教科書や科学の入門本にも掲載されている極めて常識的な事実ですが、
熔融塩炉を推す方々は何故このような常識さえも知らずに熔融塩炉のメリットを語ったり
軽水炉は危険と一方的に断じたりできるのでしょうか?