今回の中国のトリウム熔融塩炉シフトに関して、あまり狭い視野で判断すると
大変かもしれないですね。

5〜10年スパンでトリウム熔融塩炉に流れがつくとしたなら、軽水炉オンリー
でやってきた日本の原子力産業はどうなるのでしょうか。
三菱、日立、東芝だけの話ではありませんね。炉メーカやタービンメーカ、そ
の他多くの関連産業が存在するわけです。

今政府をあげて売り込みをはかっている途上国原発が中国トリウム原発へ向
かうと日本は非常に大きな経済的打撃を受けることが懸念されます。

原子力政策に伏線を拒否しトリウム潰しをやってきた日本政府はどのように対
処するのでしょう。

原子力先進国で国家レベルでトリウムを取り組んでいないのは世界で唯一日
本だけであることを国民は早急に理解した方が良いと思います。

技術論も大切でです。しかし経済論も忘れると私たちの生活に直結してくるこ
とを考えましょう。