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鳥インフル、高岡の動物園の10羽を殺処分
読売新聞 12月18日(土)20時54分配信

富山県高岡市の市営高岡古城公園動物園で死んだコブハクチョウから簡易検査で鳥インフルエンザの陽性反応が出た問題で、農林水産省は18日、
遺伝子検査の結果、高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5型)を検出したと発表した。

動物園では国内初の感染例。
コブハクチョウが飼われていた堀では10日以降、7羽が死んでいる。
市は18日、堀に残ったハクチョウやアヒルなど10羽を殺処分した。

検体は動物衛生研究所(茨城県つくば市)に送られ、致死率の高い強毒性かどうかさらに鑑定する。
コブハクチョウへの感染は、家畜伝染病予防法に基づく殺処分や周辺養鶏場の移動制限の対象ではないが、県は国の防疫指針に従い、18日に監視区域を設定した。

また、鳥取県米子市の民家のベランダで衰弱した状態で4日に見つかり、その後死んだコハクチョウの幼鳥1羽から、強毒性の高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)が検出された。環境省が18日発表した。
このウイルスは11月末、島根県安来市の養鶏場で確認されたものと遺伝子配列が酷似しているという。

これを受けて環境省は、コハクチョウが見つかった現場から半径10キロ圏内について、3段階ある警戒体制の中で最高の「レベル3」に引き上げて死んだ野鳥などの監視を強化した。
最終更新:12月19日(日)1時27分