ウィキリークスが暴露「北朝鮮で3回のクーデター、首謀者は全員処刑」
サーチナ 12月1日(水)10時12分配信

内部告発サイト「ウィキリークス」が30日、公表した米政府の外交公電の中に、
北朝鮮に関するものが含まれており、1990年代に北朝鮮国内で3回のクーデターが試みられたものの、すべて鎮圧され、首謀者が全員処刑されたという情報が明らかとなった。

韓国のメディアは、北朝鮮の内部では、これまで何度もクーデターの試みを経験し、金融改革の失敗後、金正恩(キム・ジョンウン)への後継移譲のプロセスが、順調に進行していないなどの混乱が生じていることが、ウィキリークスによって公表されたと報じている。

今年2月28日、在韓米国大使館が米国務省に報告した公電によると、キャンベル米国務省東アジア太平洋担当次官補は、同月3日、韓国内の北朝鮮専門家5 人と会い、報告を受けたとされる。
専門家たちは、「1990年代に3回のクーデターを経験したが、金正日(キム・ジョンイル)がクーデターに少しでもかかわった人々をすべて処刑することで、将来の陰謀者たちに決定的な警告を送った」と伝えた。

一方、キャンベル次官補と接触した韓国側の専門家たちの氏名などはウィキリークス側が非公開にしており、この外交公電の信ぴょう性などは確認されていないとの見方を示した韓国のメディアも見られた。(編集担当:李信恵・山口幸治)