どこからでも熱伝導って・・・
地表からの放熱はもともと1ワット/uより酷く小さいから無視してよく、人為的にくみ上げた熱はそのままマグマを冷却すると考えていい。

最初はマグマから遠く、発電のために熱をくみ上げる都度井戸を掘りなおしマグマに近づいてゆくわけだ。
距離が短くなるほど温度勾配は大きくなり、温度勾配が大きい程、熱流量は大きくなる。
つまり、マグマが冷却される。 

高温岩体使い捨てと言っても、その岩体が放射崩壊してるとか、化学反応で自己発熱してるのでないかぎりは
最終的にはマグマからの熱流量が大きくなる。

トータル取り出した熱がマグマを冷却すれば 冷却されたマグマは膨張係数に応じて重くなり、沈みこむ。
具体的な膨張係数を計算しなくとも、安定状態では

 上部から失われる熱=マグマの対流量増により運ばれる熱=増加体積流量とマグマの上部下部の温度差

という等号が成り立つのだから、体積流量の増加は 地表の平均放射熱量と 人為的にくみ出す熱量の比となる。