>>887
自動車は、ガソリン代と高速道路代だけで計算して、
自動車本体の減価償却やエンジンオイル代や、
運転という労働コストが含まれていない。
一方、鉄道運賃には、それらが含まれてる。
そこから表面的な価格差が生じているね。

移動時間がどれだけ短縮できたかも便益として計算に入れる必要あり。


外貨については、化石燃料の輸入を減らして、その分、国内の鉄道網の整備や、
再生可能エネルギーの開発や、省エネ設備の導入を行えば、
資源国から仕事を奪えることになるね。

失業者というリソースが余っていて、その人達が働けるのなら、
例え将来の海外展開に結びつかないような案件だったとしても、
例え経済効率が下がったとしても、日本経済にはプラス。

しかし失業率が2%程度まで下がり、もう労働力が余っていない状態では、
どこかの産業からか労働力を奪うことになるので、
補助金などを使って経済合理性を歪ませると、
日本全体では効率が下がるだけということになりかねない。

ただし、化石燃料を消費することによって、将来起きる気候変動による環境コストが、
今の化石燃料代には入っておらず、むしろ化石燃料への補助金が入っており、
現状の歪みが生じているので、それを環境税などを使い、
環境コストを計算に入れて、歪みを修整してやる必要があるね。