「日本ヘルス工業」埼玉県東松山市浄化センター等維持管理業務にかかわる競売入札妨害事件

さいたま地方裁判所は、これらの行為について、偽計競売入札妨害罪で
「日本ヘルス工業」のさいたま市の営業所に勤務していた篠崎嗣彦に対し
懲役10ヶ月執行猶予3年の刑、
矢澤弘也に対し懲役8ヶ月執行猶予3年の刑を言い渡し、有罪が確定。
若園敦雄裁判長は、判決で、
「指名競争入札に応札した業者間で談合して入札額を調整するシステムが成立していたという事実が存在している。」
と指摘しました。また、判決は、業者間の談合を認めるとともに、予定価格を漏らした行為は、
「日本ヘルス工業の利益となり、競争入札によって市民の負担を最小限にするという入札制度を
大きくゆがめるものであり、悪質である。市に余計な出費をさせ、結局は市民に負担させた。」
「日本ヘルス工業が実質的に無競争で業務を最低額で受注できることを当然の前提としていた」と、
その犯罪性を明確に述べている。