九電が玄海2、3号の再起動延期 「発電時期は未定」
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 九州電力の真部利応社長は24日、福岡市の本店で臨時記者会見し、
定期検査中の佐賀・玄海原発2、3号機について、3月下旬と4月上旬に
それぞれ予定していた再起動を延期すると発表した。発電再開の時期は
「現段階で決まっていない」とした。
 延期の理由として真部社長は、東京電力福島第1原発の状態が安定の
方向に向かっていないことや、国が原発の安全対策の見直しを検討していることを挙げた。
 玄海3号機は2009年末、国内で初めて使用済み核燃料を再処理した
プルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料を用いたプルサーマル発電を開始した。
 真部社長は「明確に(再開の)スケジュールを確定していない。
国の方針などが出てから今後の対応について決めたい」と説明した。