【変圧器Part10】
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0897名無電力14001
2011/01/25(火) 21:19:01例えば誘導電動機を普通に運転すれば滑りが正値で力率は遅れで大体0.8程度に落ち着く。
力率角はこの時に−36.9度である。
負荷の代わりにエンジンを付けて負値の滑りで運転すると誘導発電機になる。
この時の力率は負値の値でcosθ=−0.8遅れになる。
力率角は−143.1度になる。
つまり系統側からこの発電機を見れば「負値の有効電力と遅れの無効電力を消費する負荷」に見える。
解るかな?
電力のベクトル図を書いた時に第一象限と第四象限のみで終わらないで、第二象限と第三象限のベクトル図を理解出来ないと系統運用が理解出来ない。
「負値の有効電力の消費」という概念が解らないと二種は無理。
無効電力は進みと遅れがあって各々相殺の関係になっている。
需要家で設置する力調用コンデンサは進相無効電力消費装置だが同時に遅相無効電力供給装置ににもなっている。
有効電力も同じ。
系統連系で繋がる需要家内の発電機は系統側から見れば「負の有効電力を消費する装置」となる。
力率計器の振れは関係ない。
θを360度計測出来る力率計はちゃんとある。
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