少し考えも変わってきたような気がする。

自分の転職時の苦労もあって、
そういう立場にある人らを応援する気持ちが自分には強い。

向き不向きもあるやろうけど、
基本的には同世代の人間なら、多少の辛さも乗り越えれると思っている。
だから、会社にいろいろあったとしても、
そこ(OGBR)に入りたいと望んでいる人にはエールを送るスタンスやった。

しかし、や。

腐ったミカン箱の如く、
こんなに腐った連中の中に背中を押すことを、とても複雑に思うようになった。

情けない話やが、
同じプロパーでも、こうも違うとは…。

俺らは三年の下積みの上、査定や試験を経て上ってきた。
だから歩んできた途上、愚痴など言う暇もなかった。
おのずと、ガス業界は「自分の飯の種」という概念がしみこんでいた。

逆に言えば、半年で上にあがれるOGCRをうらやましくも思ってきた。
しかし、その歩んだ道の格差、距離の格差は
こうも「違い」を生んでしまっていたのは皮肉だ。

今更に言うと、俺は今の会社でつくづく良かった。
あの時、OGCRに落ちて本当に良かった。