排ガス・廃液、廃棄物の処理は?


GXロケット開発会社が特別清算 事業仕分けで廃止判定
6月29日11時16分配信 産経新聞

東京商工リサーチによると、
日本初の中小型衛星打上げビジネスへの参入を目指し官民共同で設立された「ギャラクシーエクスプレス」が、東京地裁から特別清算開始決定を受けたことが分かった。
2010年3月期の債務超過額は228億9900万円に上る。

昨年11月の政府の事業仕分けにより、衛星を打ち上げる「GXロケット」の開発計画の廃止が決定。
親会社のIHIが1月に民間だけでのプロジェクト継続は困難と判断し同社を解散すると発表していた。

同社には、IHIとグループ企業が42%を出資し、大手商社など7社も資本参加していた。

 JAXA(宇宙航空研究開発機構)のロケットをベースに米国、ロシアの技術を導入した国産の中小ロケット「GX」を開発・製造。低コストの商業衛星打ち上げサービスなどの事業化を目指していた。

しかし、LNG(液化天然ガス)燃料エンジンの開発が大幅に遅れるなどしたため、初号機の打ち上げ目標を当初の2006年から11年に大幅に延期。
また、当初官民合わせて450億円を見込んでいた開発費が08年で約700億円に膨らんだうえ、さらに1000億円程度が必要としていた。

こうした状況を受け、行政刷新会議が事業仕分けで、計画廃止の判定を出し、政府も廃止を決めた。
IHIは2010年3月期決算で、プロジェクトの中止に伴って見込まれる資産の廃却などにかかる特別損失102億3800万円を計上している。