次、燃料電池と蓄熱床暖房/天井冷房。
燃料電池は、あくまで電力が不足したときのみに稼働させるとして、
1日に何時間までの稼働であれば、熱を無駄なく利用できるかを計算する。
電力が余ってるときは、その電力でお湯を温められるとする。
冷房は熱湯+ヒートポンプを使って冷水を作るとする。

一世帯当たりの平均お湯使用量は370リットル。
暖房をすべて床暖房で賄うとして、家庭の年間暖房エネルギー使用量は3333kWhで、
暖房期間は5.5ヶ月間とすると、1日あたり20kWh。
冷房もすべて天井冷房で賄うとして、家庭の年間冷房エネルギー使用量は278kWhで、
冷房期間は3.6ヶ月間とすると、1日あたり2.5kWh。

エネファームの性能は、発電出力750W〜1,000W程度、排熱出力1,000W〜1,300W程度。
排熱エネルギーの76%程度の電力が得られる。
1kWh発電すると、60℃で35リットル、40℃で63リットル程度の温水が得られる。

給湯用途だけだと、熱を捨てることなく 370L ÷ 63L = 5.87kWh の発電が出来る。
冬に床暖房を使っていれば、 5.87kWh + 15.2kWh = 21.07kWh の発電が出来る。
夏に天井冷房を使っていれば、 5.87kWh + 1.9kWh = 7.77kWh の発電が出来る。

家庭用エネルギー消費の動向
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/tikyuu/kaisai/dai06tyuuki/sankou1_1.pdf

エネファーム
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%8D%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%BC%E3%83%A0
http://aruconsultant.cocolog-nifty.com/blog/2009/07/post-6e9d.html