「冷却が止まった場合は、、、」ってそりゃ「熱くなる」だわな。
150年冷却が必要って、どういう意味かと想像するに、TRUみたいなもんで
半減期が比較的短いものがある程度の濃さで存在すれば当然かなりの熱を
出すので、放っておけば1000度、2000度みたいな熱さにはなるだろう。
水で冷却しているというのは当然100度を超えないように、という事であって
水をわざわざ電力で冷却するなどという事はありえない。水の熱はまた回りの膨大な
空間にゆっくりと拡散するような仕組みになっているのだろう。100度超えると
今度は気加熱という防壁があるのでそこでとんでもない加熱に暴走するまでにはまた
しばらくの余裕があるわけだな。まぁそこまでいったら既にかなりとんでもない事態
ではあるが。

そもそもこうした極端な加熱は、それによってTRUが核分裂連鎖反応するような可能性があるから
ではなくて、1000度にもなってしまえばガラス固化体だろうがなんだろうがじゃんじゃん破損
が始まり、2000度にもなれば色々と溶けて流れて地下へもぐって地下水汚染なんて事態も考え
られる、まぁ言うなれば「管理できない状態になる」から、って意味以上のものはないだろう。

文明が崩壊して冷却施設も管理できないような事態に陥った時、はたして「地下水に
TRUが混じっちゃうかもよ」って心配するのがものすごく重大な事かどうかは個人的に
やや疑問でもあり、またとりあえずしらんまにそこの物質が核爆発起こして大惨事的な
素人反対派の喜びそうなマンガみたいな事態はなさそうだと思うけどね。とはいえ、
あんまり誉められた話じゃないし、原発どんどんつくってもだいじょーび!って感じは
しない話ではあるよね。