アラブ諸国 日本のエコ技術を
http://www3.nhk.or.jp/news/k10014261411000.html

石油などの資源に支えられて経済成長が続くアラブ諸国との間で初の閣僚会合が7日、
都内で開かれ、アラブ側からは太陽光発電などの再生可能エネルギーの活用や
省エネルギーの分野で日本の進んだ技術の導入を求める声が相次ぎました。

会合には中東や北アフリカのアラブ諸国およそ20か国と日本の関係閣僚が出席し、はじめに
直嶋経済産業大臣が「人口増加に伴う電力不足や水不足など、アラブ諸国の課題の解決に
日本の技術やノウハウが貢献できるので政府としても協力をすすめたい」とあいさつしました。
このあと、エネルギーや投資・貿易など、分野ごとに分かれて意見交換が行われ、エネルギー分野の
会合ではアラブ諸国から発電効率が高い日本の太陽光発電や、日本の進んだ省エネ技術を導入したい
という要望が相次ぎました。また、人口が増加している地域では水不足に直面しているとして、
海水を飲み水に変えることに高い技術を持つ日本企業に進出してほしいといった要望も出されました。
会議では、アラブ諸国の再生可能エネルギーや省エネルギーの技術を高めるため、日本が人材の
育成を支援することや太陽光発電の分野でアラブ側と日本の企業が協力を進めることなどで一致し、
議長総括として発表されました。