>>37 ソース
メガワット級海流発電システムについて
http://www2.kankyo.metro.tokyo.jp/kikaku/renewables/pdf/091023-7wave.pdf

(1)(財)エンジニアリング振興協会(会長:増田信行)は、海流発電機としては世界最大級である、
定格出力2メガワット(MW)(流速2.5m/s時)の発電システムを開発、事業化するため、昨年度から
基本設計を開始した。同協会内に、産学から構成さ れる「メガワット級海流発電システム実用化
FS検討委員会」(委員長 東京大学山口 一教授)を設置し、平成21年度末までに基本設計と実用化への
課題を抽出すること としている。本事業は、(財)機械システム振興協会が(財)JKAの競輪補助金の
交付を受け、その財源をもとに受託した事業である。

(2)本システムの実用化は、鳩山新政権が提唱した「CO2排出量を2020年までに1990年比で
25%削減する」という目標を掲げる我が国にとって、CO2削減に貢献することができる。
また、海流という海洋未利用エネルギーを利用した新たな電源に繋がる技術開発にもなり、
新産業創出や地域振興に繋がる可能性がある。特に、デ ィーゼル発電に頼らざるを得ない
内外の離島等における環境に優しい低炭素電源とし ての利用が期待できる。

(3)海流発電には、1日本周辺には黒潮流域等の膨大なエネルギーポテンシャルがあること、
2運転時にCO2を排出することが無く、環境負荷が極めて小さいこと、
3風力発電や太陽光発電と比較して出力が安定していること等の利点がある。

(4)これまで海流発電は、タービンの製造コストが高いことに加え、鋳造品のタービンは
直径11m程度が製造限界であること、FRP(繊維強化プラスチック)製品の場合は
海中での強度に不安がある等の技術的な課題があった。