エン振協、世界最大級の出力2メガワット海流発電システム開発へ
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0120090625baag.html

 エンジニアリング振興協会(東京都港区、増田信行会長、03・3502・4441)は、
定格出力2メガワットの海流発電システムを開発する。海流発電機では世界最大級という。
2009年度は海上での係留方法などを開発し、11年度以降に実証試験を行い、実用化を目指す。

 エンジニアリング振興協会は開発に当たって、産学で構成する検討委員会
(山口一委員長=東大教授)を設置。本体比50分の1の模型を使った室内実験では、
20秒間で400ワットの出力を確認した。実用化ではタービン直径が33メートル、
発電機全体の高さは約50メートルにする。製造、設置コストも10億円以下に抑える計画。

 海流発電のカギを握るタービンは、ループウイング(東京都千代田区)が風力発電用に開発した
ループ型タービンを応用する。軸に当たる波の力をループ型の羽根の先端に集める機構で、
プロペラ型に比べて軽量化や大型化が可能だ。