>>313
(山内教授)
○(→小水力、公営)4点お聞きしたい。
1小水力発電協議会の資料では25~30円/kWh で10年程度の買取りを希望され ているようだが、
 公営電気事業経営者会議の資料との違いはどういうことか。
2公営電気事業経営者会議の資料では水力発電の導入ポテンシャルが示されているが、
 そのうち小水力のポテンシャルはどれくらいか。
3小水力発電設備をモデル化してコスト低減を図ることについてどう思うか。
4規制緩和したとき、地球温暖化以外の自然環境保護をどう図っていくべきか。

(全国小水力利用推進協議会 中島事務局長)
○(1について)価格の違いは補助金があるかないか。当方では補助金なしの場合を想定している。
○(2について)独自の調査だが、1000kW以下の小水力に関しては、2050年に300万kW、
 200億kWhのポテンシャルがあると見込んでいる。
○(3について)現在、日本では小水力のマーケットが出来ていない状況なので、コス ト削減以前の問題。
 今は特注で設備を作っている。ドイツでは年間400~500箇 所程度小水力が作られており、
 マーケットが存在しているため、コストも日本の1/ 3~1/2くらいまで低減している。
 マーケットが形成されれば日本でも同じ事が実現できる見込み。ただし、土木工事の
 コスト削減はこれからの課題。
○(4について)デベロッパー型の開発は地域との軋轢が生まれやすい。水力については、地域の人が
 主導して開発を進めていくのが望ましい。