エネルギー関連ニュース速報 8
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0254名無電力14001
2009/12/22(火) 17:39:17http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091222-00000053-san-int
英国のブラウン首相は21日、京都議定書に続く地球温暖化対策の枠組みを協議する気候変動枠組み条約の
第15回締約国会議(COP15)が「一部の国に乗っ取られた」と指摘し、現在の国際的枠組みを
改良すべきだとの認識を示した。ミリバンド・エネルギー・気候変動相は英紙ガーディアンへの
寄稿で中国を名指しで批判しており、同首相のいう「一部の国」に中国が含まれているのは明白だ。
ブラウン首相は21日開かれた市民集会にインターネットを通じて参加、「COP15は完全に
破綻(はたん)する恐れがあった」と振り返り、現在の締約国会議の枠組みでは法的拘束力を持った
新たな議定書を策定するのは困難だとして枠組みを早急に作り替えることを提案した。
締約国会議では文書の採択などについては全会一致を原則としており、1カ国でも反対すれば交渉が停滞する。
一方、ミリバンド氏は寄稿の中で、中国を名指しして「世界の温室効果ガス排出量を2050年までに
1990年比で半減し、先進国は8割削減することで合意を得られなかったのは中国が拒否権を
発動したからだ」「法的拘束力を持つ議定書の策定を妨害するのを英国は二度と容認しない」
と強い調子で非難した。
中国は一度は、米国が提案する実質的な温室効果ガス削減を担保する仕組みを受け入れる考えを
見せたが、主権論をタテに国際機関による検証を拒否した。 同紙によると、全体会合で中国の
対応を批判したオバマ米大統領が米中首脳会談を再度要請した際、温家宝首相は事務レベルの
交渉担当者を差し向けたという。
結局、中国、インド、ブラジル、南アフリカの新興4カ国会議にオバマ大統領が参加してまとめた
「コペンハーゲン協定」では新興国の削減行動を検証する枠組みは完全に抹消された。
中国は「わが国の国益に沿った建設的な協定」と外交的大勝利を自賛している。
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