エネルギー関連ニュース速報 8
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0218名無電力14001
2009/12/19(土) 16:46:47http://mainichi.jp/select/science/news/20091219dde001030013000c.html
国連気候変動枠組み条約第15回締約国会議(COP15)は19日、政治合意である
「コペンハーゲン協定」などを採択して閉幕する。協定には、中国が米国を抜いて世界一の
温室効果ガス排出国となるなど途上国の排出量増加が地球環境に与える影響を考慮、京都議定書では
削減義務がなかった途上国にも削減計画の申告を求めることを初めて盛り込んだ。来年2月をめどに
途上国が自主目標を申告するよう求めている。COP15では元々、削減目標などを記した
法的拘束力のある議定書を採択することを目指していたのに比べ、大きく後退した合意となった。
COP15の最大の目的だった京都議定書に定めのない13年以降の枠組み構築については、
来年11月にメキシコで開かれるCOP16に先送りした。
温室効果ガスの排出削減目標は、2020年の中期目標に数値を盛り込む方向だったが、
調整がつかずに見送り、50年までの長期目標も、産業革命前からの地球の気温上昇が
「2度を超えない」よう各国に温室効果ガス排出量「大幅削減」を求める表現にとどまった。
協定採択に向け18日朝から議長国デンマークが作成した原案をもとに日米欧の主要先進国や
新興国、途上国の首脳が協議を続けた。途上国は「2度」では不十分で「1・5度」とするよう主張、
一方、米国が新興国を含む途上国が実施する排出抑制計画の監視・検証について見直しを求めるなど
多くの対立点が浮上した。そのたびに修正したものの、修正後も「同じ議論の蒸し返し」
(鳩山由紀夫首相)が続いた。
120カ国以上の首脳が参加しながら、時間切れで政治合意の採択も見送りとなれば、国際社会に
与える影響は大きく、同日夕にはオバマ米大統領と中印ブラジル3カ国の首脳が会談するなど、
事態打開を図る動きが相次いだ。メドベージェフ露大統領など帰国する首脳も相次いだ中、
同日深夜にようやく合意に達した。
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