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不動産10億円超で15件=陸山会、小沢氏名義で取得
1月15日22時28分配信 時事通信

小沢一郎氏の資金管理団体「陸山会」は、問題となった東京都世田谷区の土地を含め、都心の一等地を中心に1994年以降延べ15件の不動産をいずれも小沢氏名義で保有し、購入総額は10億5000万円を超える。
これまでにも、政治団体としては極めて異例の高額な土地取引が疑問視されてきた。
政治資金収支報告書によると、陸山会はこれまで、「事務所」や「宿舎」などとして、東京・赤坂を中心とする都心一等地に計8件のマンションを保有。
このほか、盛岡市、仙台市に「事務所」としてマンション1件ずつを、地元の岩手県奥州市に事務所1件を保有している。
問題の世田谷区深沢の土地は、登記では2005年1月に約3億4200万円で購入。05年9月と07年4月に、計約5500万円をかけて秘書宿舎1棟ずつを建設している。
この土地をめぐっては07年1月、購入費用など計約4億1500万円を、使途を明らかにする必要がない「事務所費」として陸山会の収支報告書に計上していた問題が浮上。
小沢氏は記者会見し、「浄財を政治団体の資産として有効活用する方が、献金した方の意思を大事にする方法だ」と述べていた。
政治団体は法人格がないため、不動産は小沢氏個人の名義で購入されている。この場合、相続の際には名義が親族へ移ることになる。
小沢氏は07年の会見で「確認書」を示し、不動産は陸山会に残ると強調したが、この文書に法的効力はないとされる。