>>323
西松が裏金約7千万円の返還請求 元幹部を提訴
2009年8月10日 17時20分

西松建設の裏金をめぐる事件で、外為法違反と業務上横領の罪に問われ公判中の元海外事業部副事業部長高原和彦被告(64)に対し、同社が、
起訴分以外に着服したとみている裏金約7千万円の返還を求め東京地裁に提訴していたことが10日、分かった。

提訴は7月24日付。8月28日に第1回口頭弁論が開かれる。

西松建設は、内部調査や高原被告の公判供述などから、フィリピンのペーパーカンパニーを経由するなどして約7千万円を着服した疑いが浮上したとしている。

高原被告は、香港などで捻出し、業務上横領罪で起訴された分の裏金約4500万円については同社に返還する意思を示し、既に弁護士へ預けているという。

高原被告は7月15日の初公判で、業務上横領罪のほか、国沢幹雄元社長(70)=政治資金規正法違反罪などで有罪確定=らと共謀し2006年2月〜07年8月、
裏金計7千万円を無届けで海外から持ち込んだとする外為法違反罪の起訴内容を認めている。判決は8月18日の予定。
(共同)