原発関連ニュース速報@環境・電力板 4
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0376名無電力14001
2009/09/19(土) 08:33:01http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20090919-OYT1T00016.htm
北陸電力志賀原発2号機(石川県志賀町)で今年4月以降、原子炉や核燃料貯蔵プールから、
金属や布など異物が相次いで発見されている。
原子炉内から異物が見つかるのは、1993年の1号機運転開始以降、1、2号機を通して初めてのことだ。
◆経緯
今年4月、営業運転中の2号機の原子炉から、通常の約800倍の濃度の放射性ガスが検出された。
8月になり、核燃料の集合体のすき間に長さ約10ミリ、太さ約0・2ミリの糸状の金属が入り込み、
燃料棒を傷つけたのが原因と判明した。
定期検査に入り、原子炉を止めた後の8月には、作業員が核燃料貯蔵プール内に、金具7個を落とすミスが
発生したほか、同じプール内の核燃料集合体に白い布が引っかかっているのが見つかった。布は9月10日、
配管を通じて原子炉内に流入していたことが判明。その後、別の糸状の異物も原子炉内で見つかった。
◆危険性
原子炉内に異物が入ると、どんな危険があるのか。経済産業省原子力安全・保安院の山本哲也・
原子力発電検査課長は「最悪の場合、燃料棒を傷付け、放射性物質が漏れ出す可能性がある」と指摘する。
実際、2号機では、外部への放射能漏れはなかったものの、高濃度の放射性ガスが出ている。また、
柏崎刈羽原発7号機(新潟県柏崎市・刈羽村)で7月末、通常値を上回る放射線が検知されたのも、
異物が入り込み、燃料棒に小さな穴をあけたのが原因とみられている。
異物が核燃料を傷付けるトラブルは、これまで全国の原発で20〜30件起きたが、制御棒を挿入して
傷ついた燃料棒を抑え込むことで、放射能が外部に漏れたり、原発が停止に追い込まれたりするケースは
なかったという。
山本課長は「異物混入をゼロにするのは技術的に無理」としつつも、「原子炉内をきれいにしておくのは
基本だ」と指摘。「志賀原発で異物混入が続いているのは確か。保守管理の徹底を求めていく」としている。
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