変圧器Part5
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0435名無電力14001
2009/06/04(木) 23:23:51今から30年以上前と言ってるから、寿命の前にPCB、微量PCBの含有問題はクリア済みってことでいいか?
40年以上前のPCB不含の変圧器は知らない。
絶縁油からいうと、高温使用でなければ劣化はほとんどしない。
絶縁紙からいうと、高温使用でなければ急速に劣化はしない。
寿命と簡単にいうが、使用状況によって極端に変わってくる。
100%使用時と50%使用時では劣化の仕方はちがうし、
高温(だいたい70℃以上)で使用しているか、常温(だいたい50℃以下)で使用しているかによって劣化の仕方は違う。
普通は絶縁油の試験・測定で、劣化を判断する。(採油できるのもなら、絶縁油は運転状態で採る)
採油管がある場合は、採油管内の油は対流しないので注意する。
絶縁油屋さんか、高度な試験器を持っている試験業者に依頼しなければならない試験・測定。それなりに費用はかかる。
変圧器内で(高温な熱を発生する)何かがあると絶縁油が化学反応を起こし、ガスを発生する。
絶縁油のガスを分析して劣化判断をする、『油中ガス分析』という方法がある。
絶縁紙は長い間使用されていると、熱で紙がボロボロになる。このとき、絶縁紙に溶け込ませているフルフラール等の物質が絶縁油に溶け込む。
(絶縁紙からフルフラール等の物質が絶縁油に流れてしまうからボロボロになる)
絶縁油にフルフラール混入度を測定して劣化判断をする、『フルフラール測定』という方法がある。
続く
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