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浅川ダム:県議会、議案を可決 県、来月にも建設準備作業 /長野
3月13日13時13分配信 毎日新聞

県議会は12日の本会議で、県営浅川ダム(長野市)の建設関連議案を賛成多数で可決した。
田中康夫前知事の「脱ダム宣言」で一度中止になり、村井県政で「穴あきダム」方式による建設へ再転換した同ダムは、この日の議案成立で正式な建設の段階に入った。
県は4月にも建設準備のための現場作業に入る。
可決された議案は、ダム本体工事を大林組・守谷商会・川中島建設の共同企業体(JV)に52億円で請け負わせる契約締結案と、工事費25億円を盛り込んだ来年度一般会計当初予算案の2議案。
契約議案には自民、改革・緑新(一部議員除く)、創志会、県民クラブ・公明の4会派が賛成した。
この議決で県とJVの本契約が成立、建設工事は「着工」したことになる。
会見した村井仁知事は「一つの節目。粛々と工事を進めたい」と話した。
また、前原誠司・国土交通相が建設の補助金を国の来年度予算に計上する方針を示したことには「お考えは承知した」と述べるにとどめた。
一方、同ダム建設に反対する住民グループは近く、建設差し止めの住民訴訟を長野地裁に起こす方針だ。【竹内良和】
3月13日朝刊