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09年度も環境基準超えるヒ素 八ツ場ダム上流
2010年2月14日 16時38分

前原誠司国土交通相が事業中止を表明した八ツ場ダム(群馬県)建設予定地がある吾妻川支流で、
2009年度も最大で環境基準の5倍を超えるヒ素を検出していたことが14日、水質調査を請け負った業者が国土交通省に提出した資料で分かった。
国交省はデータを公表していない。

08年度までの水質調査で環境基準を上回るヒ素を検出していながら公表しなかったことが、政権交代後の昨年11月に発覚。
「ダム建設に影響するのを避けて公表しなかったのでは」との指摘も出た。
前原氏は直後の衆院国土交通委員会で「できる限り情報を開示したい」と答弁していた。

河川のヒ素の環境基準は1994年度から1リットル当たり0・01ミリグラムに強化されている。
調査は昨年4月から今年1月まで毎月実施。
基本的にダム予定地とダムの上流、下流それぞれ2カ所の計5地点で、上流約10キロの「貝瀬」地点では常に基準値を超え昨年12月には0・051ミリグラムを記録した。
そのほかの地点では、同12月にダム予定地で0・011ミリグラムとなったほかは基準値を下回っている。
(共同)