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胆沢ダム下請け数社捜索へ 陸山会事件で東京地検
2010年1月19日 朝刊

小沢一郎民主党幹事長の資金管理団体「陸山会」による土地購入をめぐる政治資金規正法違反事件で、東京地検特捜部は18日、
事件の関係先として兵庫県の中堅ゼネコンなど胆沢ダム(岩手県奥州市)工事の下請け数社を家宅捜索する方針を固めた。
特捜部は、土地購入費の一部にゼネコンからの提供資金が含まれているとみて原資の解明を進めている。

特捜部は年明けから、胆沢ダム関連工事を受注した業者や下請け業者の聴取を開始。
13日には、土地購入と同じ2004年10月に入札が行われた関連工事を受注した大手ゼネコン鹿島の本社や東北支店を捜索した。

兵庫県の中堅ゼネコンは、胆沢ダムの原石山材料採取第1期工事の下請け業者4社の1つ。
同工事は05年3月10日に大手ゼネコン3社の共同企業体(JV)が約160億円で受注している。

ゼネコンの元談合担当者は「同社の受注工事は西日本が大半で、東北地方での受注実績はあまりない」と話す。
同社は04〜07年、小沢氏関連の政治団体「民主党岩手県第4区総支部」に年間50万〜280万円の企業献金をしている。