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県工事、初の入札延期 思川開発凍結対象 知事「関連事業できない」 栃木
10月16日7時56分配信 産経新聞

前原誠司国土交通相のダム建設凍結発言に関連し、水資源機構が鹿沼市で進めている思川開発事業も凍結対象となったことを受け、栃木県発注の県道トンネル工事の入札が急遽(きゅうきょ)、延期されたことが15日、分かった。
国のダム凍結方針を受けての県発注工事の手続き延期は初めて。

福田富一知事が同日の定例会見で、「国が予算を付けないのなら、われわれも関連事業はできない」と述べ、入札延期を明らかにした。

県砂防水資源課によると、この工事は、思川開発事業の本体工事となる導水路工事で出る残土を、南摩ダム予定地に運ぶための道路を造るもの。
トンネルは幅6・5メートル、延長703メートルで、工事期間は平成23年度までを予定し、7月31日に入札を公告。16日に開札予定だった。

県は入札延期の理由として、トンネル工事が本体工事と一体不可分なことや、工事が複数年度に及び多額な費用がかかることを挙げている。

福田知事は19日、他の1都4県の知事と、前原国交相が建設中止を明言した群馬県の八ツ場ダムの現地視察を行う予定。

福田知事は「地方に影響が出る国の公共工事の中止決定には、国と地方の協議の場を設け、地方の話を聞いて意思を決定すべき」と以前から話しており、
思川開発事業についても、利根川、荒川両水系の流域全体での水需給計画を早急に検証し、判断すべきと主張している。