石木ダム:建設問題 建設推進を再表明 佐世保市長、民主へ協力求める /長崎
9月16日16時0分配信 毎日新聞

佐世保市の朝長則男市長は15日、
民主党が中心の新政権発足に伴う公共事業の見直しに関連し「ダム不要論も聞こえてくるが、必要なダムは造る」と述べ、石木ダム(川棚町)の建設推進を改めて表明した。
9月定例会一般質問で、片渕雅夫議員(民主市民クラブ)の質問に答えた。
朝長市長は「(事業に反対している)地権者に直接、市の現状やダムの必要性を説明したい」と話し、地権者との話し合いの場をつくるため調整中と説明した。
その上で、政権交代に触れ「民主党の先生方の力添えをいただきたい」と述べ、協力を求めた。
これに対し、ダム建設賛成の立場で質問した片渕議員は「民主党はダムにしろ道路にしろ必要なものは造ると明確に言っている。
石木ダムは佐世保市民が何十年も心から願っている。(反対地権者に)誠意を伝えていくしかない」と話した。【山下誠吾】
〔佐世保版〕9月16日朝刊